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【人気は本物!?】内臓脂肪や皮下脂肪対策に漢方薬を使用する人が増えているワケ

漢方ダイエットで人気の漢方薬の種類と特徴を解説!

最近は内臓脂肪や皮下脂肪を落とすために、漢方薬を使用する人が増えているといいます。
脂肪を落とすといわれる漢方薬は以前からありましたが、メーカー側がかなり力を入れているようですね。

なんといっても大手漢方薬メーカーのツムラやクラシエに始まり、小林製薬、武田薬品工業、ロート製薬、第一三共ヘルスケアなどが扱っているのです。
ということは、それだけ効果があるってこと…?

漢方ダイエットに取り組む人が増えています

最近、漢方ダイエットが大人気です。
これは何といってもメーカー側が大プッシュしているという理由が大きいでしょう。

ドラッグストアでも「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」や「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」といった漢方薬が、ダイエットドリンクやサプリメントなどと並んでダイエットコーナーに陳列されるようになりました。

他のダイエット商品とそれほど価格も変わりませんから、有名医薬品メーカーが出しているとなれば、これまで他商品で失敗した人はつい手が伸びてしまいますよね。

しかも、漢方薬は日本薬局方で決められた処方に従って製造される、れっきとした「医薬品」です。
医薬品というのは薬効が認められているものということですから、「お腹周りの脂肪に」と書かれていれば、皮下脂肪や内臓脂肪に対して何らかの効果が期待できるのです。

さらに、以前は西洋医学と東洋医学は全く別という考えがされてきましたが、近年西洋医学的アプローチ、つまり各生薬の成分や臨床による研究が進み、科学的にも効能・効果に根拠がある、と認められるようになってきました。

すると医療現場でも西洋薬と併せて漢方薬が処方されるようになり、私たちにとってとても身近になってきたのです。

そんな漢方薬ですから、当然ダイエット効果があると期待してしまいますよね。

漢方薬を使用するメリット~痩せるのは結果

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しかし、漢方薬は「痩せ薬」ではありません。
あくまで現在の肥満を引き起こした「体質」を変えることを目的としているのです。

皮下脂肪や内臓脂肪を落とす効果があるものはありますが、それは脂肪が健康を害するものだからです。
特に内臓脂肪は、増えると動脈硬化を引き起こす成分が大量に生まれることがわかっており、メタボの原因とされています。

また、皮下脂肪も身体の動きを制限したり下半身に負担がかかったりすることから運動不足を引き起こし、間接的に健康被害をもたらします。

そのため、漢方ではあくまで健康を損なう「余分な」脂肪を落とすための処方はありますが、それで体重が減って痩せるのは単なる結果であり、目的ではないのです。

ちょっと難しいでしょうか。
「防風通聖散」を例にご説明しましょう。

この漢方薬の効能・効果は「体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘~」と書かれています。
つまり、防風通聖散で治療するのは肥満そのものというより、肥満によって起こる肩こりやのぼせ、便秘などがメインなのです。

しかし、防風通聖散が合う体質の人は、肩こりやのぼせ、便秘などを改善する処方によって脂肪も燃焼しやすくなることがわかっており、その結果として痩せることも期待できるのです。

西洋薬の場合、高血圧は高血圧、便秘は便秘の治療薬がありますが、それ以上の効果・効能はありません。
しかし漢方薬の場合、患者の症状ではなく患者そのものを診ていくつもの生薬を配合するため、様々な症状が改善されるのです。

漢方薬が内臓脂肪や皮下脂肪を減らす仕組み

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太り方には大きく分けて2種類あり、男性に多い固太り型と女性に多いぽっちゃり型があります。
男性に多い固太り型につく脂肪が内臓脂肪で、女性につきやすいのが皮下脂肪です。
それぞれの特徴と、漢方薬で減らす仕組みを簡単に解説しましょう。

内臓脂肪

内臓脂肪は男性ホルモンの影響を受けやすく、比較的落ちやすいという特徴があります。
これは、内臓脂肪がエネルギー源として使われやすい形になっており、筋肉を動かすことで消費されるからです。

つまり、食事を減らししっかり運動しさえすれば、それほどつくことはないし、ついても貯まらないのです。

漢方薬で内臓脂肪を落とす場合、これまでに貯まった老廃物を排泄する下剤成分や利尿成分のある生薬を処方します。

また、血行と水分代謝を良くすることで脂質の代謝力をアップし、全身を解毒した上で基礎代謝を高めていきます。
さらに、食欲を抑制することで正常な食事量に近づけ、胃腸にこもっていた熱を下げていくのです。

皮下脂肪

皮下脂肪は女性ホルモンの影響が強く、ホルモンの分泌量が多い30代前半までは女性につく脂肪の多くはこちらです。

女性ホルモンは卵巣から分泌されるため、卵巣やその周りが冷えていると分泌量が減ってしまったり、2種類あるホルモンのエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れたりして、様々な不快な症状を引き起こします。
特に妊娠・出産に大きな影響が出やすく、不妊症や流産といったことが起こりやすくなるのです。

そういったことを避けるため、女性ホルモンは子宮を冷やさないように皮下脂肪でガードしようとする働きがあります。
そのため、内臓脂肪に比べると落ちにくいのです。

漢方薬で皮下脂肪を落とす場合、身体を冷やす原因となる水分を排出させます。
しかし、水分が排出される際に体温も奪われるため、必ず身体を温める生薬も配合します。
これによって胃腸の働きが良くなり、食べたものを消化吸収してエネルギー源にしやすくなり、燃焼力もアップするのです。

漢方ダイエットで人気の漢方薬の種類と特徴

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内臓脂肪と皮下脂肪の違いと、漢方薬で減らす場合の仕組みは大体このようになりますが、特に皮下脂肪の場合、つきやすい原因が人によって様々です。
そのため、漢方ではいくつもの処方があり、中には脂肪を落とすという効能・効果は説明書に書かれていないものの、結果として皮下脂肪が減ったということは少なくありません。

ここでは、漢方ダイエットで効果が出やすいと人気の漢方薬の種類と、その特徴について解説しましょう。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

最近よくTVや雑誌、ネットで宣伝されているのが防風通聖散です。
この処方が効果的なのは、「実証」、いわゆるエネルギッシュで食べるの大好き、性格は明るく早口、便秘気味といったタイプの内臓脂肪に効きます。

下剤や利尿剤など強い作用の成分で体内に詰まった老廃物を排出し、合わせて体内にこもった熱を逃がすことで胃腸の働きを正常にします。
すると代謝機能がうまく働くようになり、脂肪が燃えやすくなるのです。

防風通聖散は体力がある人向けの処方なので、それ以外の人が服用すると体調を崩してしまうことがあります。
下痢が止まらない、血圧が下がり過ぎた、貧血を起こしたといった症状が出やすくなるので、注意しましょう。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

これは「虚証」、つまり体力があまりなく疲れやすい、食べる量が普通かそれ以下であっさり味が好きなのに、ぽっちゃり皮下脂肪がついてしまうタイプに向きます。

このタイプの特徴は、胃腸が弱くて食べたものをエネルギーに変えることができず、燃焼せずに脂肪としてついてしまうということです。
さらに、消化しやすい糖質を間食に摂りやすいため、より皮下脂肪がつきやすいのです。
また、水分代謝が悪いため、尿ではなく汗として出てしまう傾向があります。

防已黄耆湯には胃腸の働きを促進させる生薬が配合されており、食べた物を効率的にエネルギー源にしてくれます。
また、消化吸収能力がアップするので疲れにくくなり、水分代謝を良くする防已(ぼうい)と黄耆(おうぎ)の働きで利尿効果が高まり、汗が出にくくなるのです。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

これも「虚証」タイプに向く生薬配合です。
特に水分代謝が悪く、体内に余分な水分が貯まりやすいため、顔や足がむくみやすい人、とにかく寒がりで手足が一年中冷たいという人はこちらが良いでしょう。

当帰芍薬散は古くから女性の悩みに効果が高いといわれており、生理不順や更年期障害の緩和のために使われてきました。

水分代謝を良くし、血行を促進させる生薬を使用することで、身体が芯から温まってきます。
すると余分な水分が貯まりにくくなるだけでなく、代謝機能も高まり脂肪燃焼力が良くなるので、皮下脂肪が貯まりにくくなってくるのです。

大柴胡湯(だいさいことう)

これは防風通聖散と同じく、「実証」タイプに向く処方になっています。
体力があり、ストレスが貯まると食欲が止まらなくなり、興奮状態が治まるまで食べ続けてしまう人、気分にムラがありイライラしやすい人によく使われます。

ストレスは心身を興奮状態にさせ、熱を生み出します。
すると胃腸の活動が活発になるため暴飲暴食をしてしまうのですが、本来の消化能力を超えてしまった分が皮下脂肪としてついてしまうのです。

特に、幸福感を与えるドーパミンという神経伝達物質は糖質によって分泌されやすいため、無意識のうちにカロリーの高いスイーツを選んでしまいます。
さらに、ドーパミンの作用は長く続かないため依存症になりやすく、イライラすると甘いものを止められなくなり、皮下脂肪がどんどん増えてしまうのです。

大柴胡湯には精神を安定させる生薬がいくつか配合されているため、ストレスが緩和されて甘いものへの欲求が少なくなってきます。
また、ストレスによって流れが滞っていたエネルギーが全身に届くようになるため、消費エネルギーも多くなり、皮下脂肪が徐々に減っていくのです。

ぴったりする処方が見つからないという時は、漢方薬局やドラッグストアの薬剤師に相談しましょう。
現在、市販されている一般用の漢方薬は294処方もありますので、その中から最適なものを選んでもらいましょう。

また、医療保険の適用があるものが現在148処方あります。
単なる「肥満」ということでは保険対象になりませんが、それ以外に貧血や生理痛など何らかの症状がある場合は、治療の一環として保険で処方してくれることもあります。
一度相談してみましょう。

なお、上記の漢方薬には即効性はありません。
脂肪燃焼以外の効果は比較的出やすいといわれていますが、現在の肥満体質を変えるのは簡単ではないのです。

一つの目安として、すぐに体重が減ることはなくても、快便になった、むくみがなくなった、生理痛が楽になったなどの良い兆候が見られた時は、その漢方薬があなたに合っていて、体質が徐々に変わり出しているということです。
余分な内臓脂肪や皮下脂肪が落ちるまで、気長に頑張りましょう。

漢方ダイエットで結果を出すために必要なこと

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漢方薬を使ったダイエットは盛んになっていますが、最初に書いたように漢方薬は痩せ薬ではありません。

また、脂肪を減らす作用は確かにあるものの、それ以外の努力を怠れば結果が出ないのは、他のダイエットと同じです。
口コミを読んでも、漢方ダイエットで満足している人の多くは運動や食事にも気を使っていることがわかります。

しかし、「努力が必要なら、他のダイエットと同じじゃない!?」と考えたのであれば、それはちょっと違います。

他のダイエットのほとんどは、止めるとまた太り出すことが多いですよね。
また、ガマンにガマンを重ねている場合はリバウンドも大きく、ダイエット前より太ってしまった、ということがよく起こります。

しかし、漢方薬は違います。
太る原因となった体質や習慣、性格などを根本から変えていくため、自分に合った処方の漢方薬を服用すれば段々太りにくくなっていき、最終的に漢方薬を止めてもその効果が持続しやすいのです。

また、例えば冷えを取る生薬が配合されている漢方薬を服用していると、食べたものの消化吸収が良くなり、基礎代謝量がアップするので食事制限した効果が顕著になってきます。
また、冷えが解消されると身体を動かしやすくなり、少し運動をすれば筋肉を使うため体温が上がり、さらに脂肪が燃焼されやすくなるという、相乗効果が出やすいのです。

逆にいうと、漢方薬を飲み、食事制限や運動をしても効果が出ない場合は、その漢方薬が合っていない可能性が高い、ということです。

では、どんな食事制限や運動をすれば良いのでしょうか。
以下に簡単にまとめましたので、できることからやってみてくださいね。

過食している時の自分を直視する

過食するタイプの人は、自分がなぜそんなに食べてしまうのか、そしてどんなものを食べるのか、考えてみましょう。

とにかく何を食べても美味しい、珍しいものがあると食べずにいられないという人は、胃腸が熱を帯びて身体に熱がこもりがちで、その結果水分が不足して便が硬くなり、便秘を引き起こします。
その場合は、緑茶やウーロン茶など脂肪を燃焼したり吸収を抑えたりする作用が期待できるお茶を飲みながら、少しずつ食べる量を減らしていきましょう。

また、イライラすると甘いものに手が伸びるという場合、ストレスが貯まっている可能性があります。
甘いものを食べると脳がアドレナリンなど幸せを感じる脳内物質を分泌するため、それを無意識に求めているのです。
そんな場合は食べるものを控えるより、ストレスを発散する方法を考えてみましょう。

また、食事の量は少なめだけれどついつい間食をしがち、という場合、胃腸が弱いために消化されやすいものを選んでいるのかもしれません。

間食のほとんどは炭水化物と脂質なので、消化が早くエネルギー源になりやすいのです。
そういった時は食事はできるだけ胃腸を温めるために、冷たいものや身体を冷やすものを避けましょう。
特に生野菜や果物は身体を冷やす作用が強いため、食べる時は温かいものと一緒に食べるなどの工夫をしましょう。

炭水化物は控えめに、タンパク質はたっぷりと

炭水化物は消化されやすいものの、消費されない分は脂肪に変化し、お腹周りなどについてしまいます。
脳のエネルギー源なので完全に止めてしまうのはかえって危険ですが、間食はチーズやナッツなど、炭水化物があまり含まれていないものを少量食べるようにしましょう。

なお、よくダイエットや糖質制限に使用される人工甘味料ですが、長期に渡って使用することで糖尿病のリスクが上がるということがわかってきました。
以下の結果は、1週間に約200mlのダイエット清涼飲料水をたった1回摂るだけでも危険が高くなることを示しています。

そのため、砂糖を使わなければ良いとばかり人工甘味料を多用するのは、避けたほうが安心です。
痩せても糖尿病になってしまうのでは、意味がありませんよね。

タンパク質に関しては、筋肉を増強させるために積極的に摂取すべきです。
筋肉の主成分はタンパク質ですから、不足するとどんなに運動しても無駄になるどころか、運動に必要なエネルギー源として現在ある筋肉が使われてしまい、さらに筋肉が不足してしまいます。

前述したように筋肉は基礎代謝量をアップさせるためにとても大切なものなので、ダイエット中でもタンパク質はしっかり食べましょう。

また、食べたタンパク質はいったんアミノ酸に分解されてから筋肉に再合成されます。
その際にはビタミンやミネラルが必要なので、これらが多く含まれる大豆製品や野菜、海藻などをたっぷり食べましょう。

適度な運動で筋肉をつける

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よく、内臓脂肪は有酸素運動、皮下脂肪は筋トレ+有酸素運動といわれますが、どちらも筋トレをすることで燃焼量をアップさせることができるといわれています。

まず有酸素運動ですが、血中の糖分と体内の脂肪を直接燃焼する効果があります。
しかも、これまでいわれてきた「最初の20分は糖分のみが燃焼する」というのは間違いで、運動を始めた時から脂肪も燃焼を始めることがわかっています。

さらに、20~30分続けて運動する必要もなく、1日のうちでその時間運動すれば同様の効果があることも判明しているのです。
これならハードルがずい分低くなりますよね。

また、有酸素運動というのは何もマラソンやテニスをしなくてはいけないことはなく、「息が上がる程度」「隣の人と何とか話せる程度」であれば良いので、自分の体力に合わせた運動でOK。
近くのスーパーまで早足で歩く、一駅分歩く、階段を昇り降りするなどのことでも十分効果が出てきます。

筋トレは、有酸素運動と違い運動自体に脂肪を燃焼する働きはほとんどありません。
しかし、筋肉を使うとその後6時間以上代謝が高くなることが、東大大学院の石井直方教授の研究でわかっています。
しかも、糖質より脂質のほうがより燃焼されるため、皮下脂肪を減らすにはもってこいなのです。

筋トレは、ハードな場合は2~3日に1回というのが良いのですが、スクワットや腹筋を10~20回する程度なら、毎日行なったほうが結果が出やすくなります。

信号待ちしている時にふくらはぎと太ももに力を入れてつま先立ちする、買い物の時荷物を二分割し、二の腕を少し浮かせて持つといったことも筋トレになりますから、毎日の生活の中でどんどん筋肉をつけていきましょう。

いかがでしょうか。
漢方薬を「飲むだけで痩せる魔法のダイエット薬」と思っているのであれば、それは間違いです。
しかし、漢方薬と食事、運動を組み合わせることでダイエット効果が高まる可能性はとても高いので、痩せて健康になりたいという人はぜひ試してみてくださいね。

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