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憧れの痩せ体質に変われる!?東洋医学に基づくダイエットの考え方と実践方法

4つの肥満のタイプからそれぞれ最適なダイエット方法をご紹介!

若い頃はいくら食べても太らなかった人でも、年とともに皮下脂肪がついていくのが普通です。
しかし、中には何歳になっても太らない女性がいますよね。
しかも、本人に聞くと「特別なことは何もしていない」と言う…そんな体質、本当にうらやましくありませんか?

今回ご紹介する東洋医学に基づいたダイエットなら、そんな体質を手に入れることも夢ではないかも!?

ダイエットとリバウンドを繰り返していませんか?

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世にあるダイエットは何百種類とあります。
野菜、穀類、豆類、海藻、きのこ、卵、お茶、スープ、ジュース、ストレッチ、エクササイズ、有酸素運動、筋トレ、サプリメント…よくこれだけ考えたな、というほど。

昔は「水だけ飲む」なんて過激なダイエットが堂々と女性雑誌に載ったものですが、さすがに最近はアブナイものは短期決戦型、それ以外はある程度栄養を考えたものにはなっています。

しかし、これだけダイエット方法が氾濫しているということは、多くの人が途中で断念している、あるいはリバウンドしているということでもあります。

たとえば、海老蔵さんや坂東英二さんが行なったことで有名な卵ダイエットは、元々はデンマークの国立病院が考案したもので、2週間以内であれば栄養失調や体調が崩れることはあまりないといわれています。

しかし、TVを見て実際に試した人のほとんどが、数日で断念しています。
卵は好きだけれど毎日何個も食べられないという人が多く、中にはアレルギーを発症した人もいました。

また、内臓脂肪を落とす効果が高いといわれるもち麦ダイエットですが、「主食を食べられる」という気の緩みからか、食べ過ぎて失敗する人も少なくないようです。
また、女性は内臓脂肪より皮下脂肪が多いため、ぽっちゃり体型程度の場合それほど見た目が変わらなかった、という人もいます。

さらに、今や市民権を得たような糖質制限ダイエットですが、高い効果が出たという人がいる一方、炭水化物を食べたくてイライラした、頭がボーッとする、眠くて何もやる気が起きないなどの弊害が出た人も少なくありません。

その他、置き換えドリンクダイエットや運動系ダイエットなど様々なダイエットがあり、どれも成功したという人はたくさんいますが、これらのダイエットには欠点があるのです。

無理な運動や食事制限にはこんなリスクも

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プライベートジムで有名なライザップは、運動系は筋トレだけで、有酸素運動は勧めていません。
その理由は、間違った方法で行なうと筋肉が減ったり傷めたりすることが多く、ダイエットの妨げになるからです。

確かに、いくら有酸素運動のつもりでジョギングしても、姿勢が悪いと効果が半減しますし、やり過ぎると膝や足首に負担がかかってしまいます。
特に太っている人の場合フォームが崩れやすく、筋を傷めたり肉離れを起こしたり、捻挫してしまうこともあるのです。

また、有酸素運動は糖質や脂肪だけでなく筋肉も燃焼してしまうため、やればやるほど筋肉が減ってしまいます。
筋肉は基礎代謝量を上げるのにとても大切なもので、筋肉が少なくなると代謝も悪くなり、ダイエット効果が半減してしまうのです。

食事制限の場合、最も問題になるのは栄養の偏りでしょう。
単品ダイエットでも数日程度であればそれほど問題はなく、体重も減りやすいのですが、その後は貧血を起こしやすくなったり、脳の栄養が不足して1日ぼんやりしてしまったりします。

また、身体は本人の意思と関係なく、少ない食べ物から栄養素をできるだけ確保しようとしますから、便秘になりやすくなり、段々体重が減らなくなってしまうのです。

また、真面目な人ほど陥りがちなのが、摂食障害です。
「痩せたい」という気持ちが「食べたら太る」という強迫観念に代わり、何も食べられなくなってしまったり、タガが外れたように食べては吐く、を繰り返したりします。

そして、はたから見たらガリガリで醜いほどなのに、本人にはまだ太っているようにしか見えなくなってしまい、ますます食べなくなってしまうのです。

そして、これらのダイエットの一番の欠点は、「止めたらリバウンドすること」です。
食事系ダイエットの場合、飽きる、作るのに手間がかかる、買うと高い、満腹感が持続しない、栄養バランスが悪く体調を崩すなどの問題があっても、痩せるために必死に我慢していますよね。

そして希望体重になったから、とそのダイエットを止めた途端、多くの人が「このくらいなら…」「多少戻っても、またダイエットすればいいから…」と、これまでガマンしていたものを食べ始めてしまいます。
そして、当然ながらリバウンドしてしまうのですね。

運動系にしても、身体を動かすのが好きな人は元からそれほど太りません。
運動が苦手だからこそ太ったという人は、痩せるために嫌々続けていることが多く、希望のボディラインになると止めてしまうという人が少なくありません。

すると、女性ホルモンの関係で元々皮下脂肪がつきやすい女性は、すぐにまたお肉がついてしまうのです。

もちろん、意志が強く希望体重まで行った後も、適度なダイエットを続けられる人もいます。
しかし、問題は「続けなければ痩せた身体を維持できない」ことなのです。

体質を変える!東洋医学ダイエットのススメ

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「続けなければ痩せた身体を維持できない」ということは、太る体質が変わっていない、ということです。

普通のダイエットは、太る直接の原因をシャットアウトする方法を取ります。
そのため、炭水化物ダメ、糖質ダメ、脂っこいものダメという、引き算方式で食べるものを制限したり、苦手な食べ物を食べなければいけなかったり。
それでは、一生好きなものを食べられなくなってしまいます。

私たちが本当に望むのは、「無理に制限しなくても太らない」「そのダイエットを止めてもリバウンドしない」ことですよね。
それには、現在の体質からそのような体質へと変化させることが必要です。

それができるのが、東洋医学ダイエットなのです。

西洋医学が人間を頂点と考えるのに対し、東洋医学は自然の恵みで生きている存在だという捉え方をします。
そして、少しでも寿命を伸ばし健康を維持するために、植物や鉱物、動物が持つ力を借りたり、その人が持つ自然治癒力を高めるためのツボや経絡を刺激するなどの工夫をするのが東洋医学なのです。

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さらに、生活環境によって何らかの良くない症状が起きた時には、環境を変えるより自分の体質を変えることで、その環境に適応させる方法を取ります。
ダイエットでいうと、食べないようにするより「食べても太らない体質にする」のです。

多めに食べても不要な分はすぐに排出されたり、いつもより身体を動かしたくなったり、あるいは腹八分で食べたいという気持ちがピタッと止まったり。
その人に合った「太らないための工夫」が自然に行えるようになり、治療を止めても太りにくくなるのです。

とはいうものの、体質を変えるのは簡単ではありません。
太り出してからの年月が長ければ長いほど、表面的に痩せたとしても体質が完全に変わるまでには時間がかかります。

また、東洋医学はどれも昔の環境を基準に作られたものですから、現代社会の環境に生まれ育った私たちの身体がなかなか反応できないこともあります。
そのため、東洋医学でダイエットする場合は長いスパンで捉えることが大切です。

また、東洋医学でいうダイエットとは、その人が生まれ持った体質を生かしたり改善したりしながら、最も寿命が伸びる健康体にしていく、というものです。
そのため、同じ身長の人でもある人は50キロ、別の人は45キロが適正体重ということがあります。

健康を維持するために痩せたい、という人には向きますが、健康なんてどうでもいいからモデル体型になりたい、という人には東洋医学は合わないということも知っておきましょう。

自分の肥満タイプ⇒自分に合うダイエット方法

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ほとんどの東洋医学は、中国医学あるいはインド医学アーユルヴェーダを基本に、各地域の伝承医学を合わせて独自に発展したものです。
日本の場合も古来の伝承医学や民間療法と中国医学が合わさり、「漢方」として発展してきました。

そこで、最も日本人の環境や体質に合っている漢方を中心に説明しましょう。

漢方では細かく分ければ多くの肥満タイプがありますが、その中でもこの4つがメインとなっています。

熱が体内にこもり、脂肪の燃焼が追い付かない太鼓腹タイプ

どちらかというと男性に多い、胃からお腹部分にかけてリンゴのようにパンパンに膨れているタイプで、「リンゴ型肥満症」ともいわれます。
このタイプは元来胃腸が強く、食べるのが大好きですが、食べ過ぎて消化能力が追い付かず、脂肪として貯まってしまいます。

エネルギッシュで汗かき、食事をするとすぐに汗をダラダラかく人に多いです。
また、体内にエネルギーが充満していて熱がこもっているので体内の水分が蒸発しやすく、常に便秘です。
血液がドロドロで高血圧や脂質異常症になりやすいのもこのタイプです。

こういったタイプは体内の熱を下げたり逃がしたりした上で、よりエネルギーを消費するよう基礎代謝量を増やして脂肪燃焼を促進し、さらに貯まっている便を排出することが必要です。
漢方薬では「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」がこのタイプに向きます。

このタイプの脂肪は生活習慣病を引き起こす内臓脂肪なので、血圧や血糖、中性脂肪、コレステロール値が高い場合は特に注意しましょう。

汗をかきやすく、色白でぷよぷよしたタイプ

女性に多いのがこのタイプで、お腹周りを中心に柔らかい皮下脂肪がついており、「洋ナシ型肥満」とも呼ばれます。
胃腸はそれほど強くなく、食もどちらかというと細めですが、甘いものの間食は結構します。

また、それほど水分を摂っていない割には汗が多く、疲れやすい、寝つきが悪く朝なかなか起きられない、風邪をひきやすく治りにくい、といった特徴もあります。

このタイプの場合、胃腸の働きが弱く食べた物をうまく代謝できず、さらに体力がないので運動不足になり、筋肉が衰えて基礎代謝量が低くなります。
また、水分代謝も悪くなっており、上半身は汗をかき、下半身はむくむというアンバランスな状態になっています。

このタイプに必要なのは、胃腸の働きを整えて代謝力をアップし、さらに水分代謝を整えて汗を鎮め、冷え性を緩和させることです。
漢方薬では「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」がこういった症状を改善してくれます。

ストレスが貯まって甘いものを食べまくってしまうタイプ

比較的体力があり頑張りがきくのですが、胃腸が強めな分ストレスが続くと甘いものを中心に暴飲暴食してしまうタイプです。
特に、イライラが高じヒステリーを起こしてしまうようなタイプがこれに当たります。

本来は比較的健康体なのですが、ストレスが貯まりやすく自律神経が乱れて胃腸の働きや代謝力が落ち、脂肪が貯まってしまいます。

漢方では、ストレスによるイライラを熱と考え、熱を冷ます作用のある生薬でストレスを鎮めます。
また、ストレスによって自律神経が乱れると食欲のコントロール機能が低下し、さらに代謝バランスも悪くなるため、特に脂質代謝を高めて脂肪を燃焼しやすくさせます。
漢方薬では「大柴胡湯(だいさいことう)」がストレス太りの改善に良いでしょう。

冷え性で一年中寒く、貧血気味なタイプ

顔が青白く、貧血を起こしやすい虚弱体質の人がこれに当たります。
朝は顔、夕方は足がむくみ、マスクや靴下の跡がつくとなかなか取れません。
冬だけでなく夏も足腰や指先が冷えていて、寒さのせいで寝つけなかったり、目が覚めてしまったりします。

水分を摂る割にはトイレに行く回数が少なく、下痢を起こしたかと思うと便秘になったりします。
また、血行が悪くなるので生理に異常が起きやすく、月経不順や月経異常、月経前症候群(PMS)、更年期障害などが起きやすいタイプです。

このタイプの場合、水分代謝が非常に悪くなっており、特に下半身や末端に貯まってしまいやすく、むくみが起こります。
また、冷えによって血行が悪くなるため子宮の働きが悪くなり、婦人系の疾病にかかりやすくなり、不妊症や更年期障害の原因となります。

こういったタイプの人は、水分代謝を高めながら身体を芯から温めることが大切です。
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は女性特有の悩みに効果が高い漢方薬で、単に利尿するのではなく水分代謝を高める生薬を配合しています。
また、血行を促進させる生薬も入っているので体内が温まり、脂肪の代謝も良くなります。

漢方薬は体質に合うかどうか、がすべてですから、適当に選ぶのではなく、知識のある薬剤師や専門家に相談して決めるようにしてくださいね。

まとめ~東洋医学ダイエットで理想の身体に

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東洋医学では、女性の理想の身体というのはモデルのように超スリムなのではなく、その地で健康に生きていける身体のことを指します。
そのため、東洋医学ダイエットをしてもファッション誌から抜け出したような体型になることは期待できません。

また、漢方薬は肥満そのものではなく、肥満に伴う諸症状を改善することで、結果的に代謝が良くなりダイエット効果が得られる、というものです。
体質が改善されれば薬の力がなくても太りにくい状態がキープされるのですが、そのサイズはSではなくM、あるいはLサイズかもしれません。

しかし、ガリガリで拒食症になり命を縮めるより、メリハリがあり適度に引き締まった身体でアクティブに過ごせたほうが、ずっと良いと思いませんか?
女性の魅力を最大限に引き出し健康になる東洋医学ダイエットを、ぜひ試してみてくださいね。

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