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ダイエットサプリや漢方薬が人気だけど・・・どっちを使うべき?比較検証してみた

サプリと漢方、効くのはどっち?違いと効果を解説!

ダイエットしなくちゃ…そう感じている女性は多いはず。
でも、好きな食べ物を止めるのはつらいし、ちょっと運動したら膝を痛めた、なんてことも。
つい、人気のダイエットサプリや漢方薬に頼りたくなってしまいませんか?
でも、サプリと漢方薬って違うもの?どっちが効果的なの?
そう思ったら、ぜひこの記事を読んでくださいね。

ダイエットのサポートにサプリや漢方薬が大人気

「食事制限と運動をすればダイエットできる」のは、誰だって知ってます。
それができないから悩んでいるんですよね。
また、努力してもその方法が自分に合っていなかったとか、やり方が間違っていたとか…。
専門家についてダイエットなんてなかなかできるものじゃありませんから、ついダイエットサプリや漢方薬に手が伸びてしまいませんか?

そこでドラッグストアやネットを覗くと、非常に多くのダイエット商品が並んでいます。
お茶やローカロリーのお菓子、ダイエットドリンク、プロテイン、酵素、漢方薬などなど。
価格も1,000円以下から数千円と、それほど負担になる額ではありません。

しかし、あれだけ種類があるということは、どの製品もダイエット効果が絶対的なものではない、ということの証明でもあるのです。

ダイエットサプリと漢方薬って何が違うの?

まずは、サプリと漢方薬の定義について、簡単に説明しましょう。

実は、日本では「サプリメント」に正式な定義がありません。
厚生労働省では「特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品のこと」と便宜上の定義をつけていますが、この「特定成分」が健康に良いと証明されたものである必要はありません。

また、サプリと似たものに「健康食品」があり、こちらは法律上「医薬品成分を含まず、健康の保持や増進を助けるもの」といった、普通の食品扱いになっています。
いわゆる「トクホ」のみ、科学的研究の結果によってその効果が認められたもの、ということになっていますが、これも普通の食品扱いであることに変わりはありません。

サプリや健康食品はあくまで食品ですから、はっきりと効能・効果を訴えることはできません。
そのため、「健康に良い」「健康を保つ」などのあいまいな表現で、見た人の想像力をかきたてる手法が取られていることもよくあります。

ダイエット系のサプリも、「なかったコトに!」とか「スリムに食べよう」といったダイエットをにおわせる表現をしていますが、痩せる保証は全くありません、というか、なくても法律上問題がないのです。

もちろん、サプリや健康食品にカテゴライズされていても、時間をかけて臨床実験を行なったものや、医薬品成分や民間治療成分として古くから知られたものが配合されているものもあります。
国に効能・効果が承認されるには時間と費用がかかるため、それを避けている場合もあるので、一概にダイエットサプリに効果がないとは言えません。

サプリが食品なのに対し、漢方薬は医薬品です。
医薬品とは、健康に対して何らかの効能・効果があることをデータで証明し、国が認めたものを指します。
たとえば、ダイエットによく使われる漢方薬のパッケージには、「お腹の脂肪が気になる方に」といったようなサプリと同様あいまいな表現をしているものもありますが、「お腹の脂肪を落とす」とはっきり効能が書かれている商品もあります。

また、パッケージの正面には必ず「医薬品」「第2類医薬品」と書かれており、サプリや健康食品とは違うことが強調されています。

ダイエットサプリと漢方薬ってどっちが効くの?

上の文章を読むと、なんとなくダイエットサプリより漢方薬のほうが効き目がありそうな気がしませんか?
何といっても、国にその効果が認められているのですから。

ダイエットによく使われる漢方薬の処方は、どれも古い歴史があります。
一例を挙げると、「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」は1172年に出された中国の医学書「黄帝素問宣明論」に掲載されている処方です。
また、「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」は同じく中国の「金匱(きんき)要略」という3世紀頃の医学書の処方です。

「大柴胡湯(だいさいことう)」は「傷寒論(しょうかんろん)」と「金匱要略」に、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)も「金匱要略」に収録されています。

どれも非常に長い年月処方されてきたものですから、その効能・効果は高いといえるでしょう。
ただし、漢方薬は西洋薬とは全く違う考えで作られているため、選び方を間違えると失敗します。

ダイエットサプリの場合、特に大手メーカーのものは独自に研究を進めてきたものが多いので、こちらも一定の効果は期待できます。
たとえば、よくダイエットサプリに配合されている「カルニチン」は、1905年に発見されていますが、脂肪燃焼を高める作用が確認されたのは1958年です。
その後多くの企業が科学的なアプローチで研究を重ね、ようやく1980年代から一般に流通するようになったのです。

こういったことから、漢方薬とダイエットサプリ、どちらがより効く、とはいえません。
ただ、サプリの場合はいい加減なものも少なくないのが事実です。
時々ありますよね、「食事制限一切必要なし!」「怖いくらいの効果」「飲むだけで誰でも痩せられる」なんて謳い文句。

こういった不当表示や誇大表示は禁止されており、そういった違反をするところからしてそのサプリがアヤシイと想像できます。
また、医薬品の場合は動物だけでなくヒトへの臨床試験も必要ですが、サプリの場合よく動物実験のみの結果をさも人間にも効果があるように強調しています。
マウスに効果があったとしても、それをそのまま人間に当てはめることはできません。

ですから、ダイエットサプリの場合、そのメーカーに対する信頼性が大きな鍵となりますね。

ダイエットサプリや漢方薬の安全性や注意点は?

ダイエットサプリや漢方薬の安全性についてはどうでしょうか。

医薬品には「副作用」というものがありますよね。
医薬品はすべて、元々は植物や動物など天然物の中の有効成分に着目したところから始まっています。
漢方薬の場合は天然物そのものを主に乾燥させて有効成分を凝縮し、西洋薬は有効成分を化学合成しています。
どちらも有効成分の力が強くなっているため、人によってはその効果が強く出過ぎて身体がうまく受け入れられず、体調を崩してしまうのです。

例えば、漢方の生薬に「大黄(だいおう)」という成分がありますが、これには寫下(しゃか)作用があります。
胃腸が強い人なら快便になりますが、そうでないと激しい下痢や腹痛を起こす危険性もあるのです。

漢方薬の場合、「肥満」を一括りにして考えることをしません。
皮下脂肪や内臓脂肪が必要以上についている、というのが肥満ですが、その原因となった体質全体を捉え、そこから治療していく医学なのです。
胃腸が強いのか弱いのか、水分代謝が良いのか悪いのか、血行は良好か不良か…。
そして、それらの原因となっている臓器は何なのか、といったことを個々の患者ごとに調べ、それらを治療していくことで肥満の原因も解消されるのです。
それは、もし体質を読み誤ってしまうと、全く効果がないばかりか副作用が出てしまう、ということを意味します。

じゃあ、ダイエットサプリのほうが安全?
そうとも言い切れません。
たとえば、便秘を解消することでダイエット効果を出すというサプリが多く出ていますよね。
成分を見ると、センナやキャンドルブッシュ(ゴールデンキャンドル)、乳酸菌などが多く使われています。

センナは、センノシドという成分に寫下作用があります。
実や葉に多いためその部分は医薬品扱いですが、茎にはほとんど含まれていないため対象外になっていて、サプリに配合することができます。
しかし、2005年に独立行政法人 国民生活センターが検査したところ、サプリとして販売されている商品の多くに医薬品の下剤と同等の量のセンノシドが含まれていました。
また、煮出して飲むものが多く、センノシドを多く摂ってしまう危険性が示唆されています。

また、最近はセンナよりキャンドルブッシュという植物がよくサプリに使用されていますが、実はセンナと同じマメ科でセンノシドを多く含んでいるため、下痢を起こす人が続出しているのです。

乳酸菌の場合、合う菌が人によって全く違います。
個々の腸内の菌との相性がありますから、合わない乳酸菌を摂取すると腸内環境が改善されるどころがお腹がパンパンに膨れてしまう、下痢を起こすといったこともあるのです。

このように、ダイエットサプリも漢方薬も一定の危険性はあります。
サプリメントは医薬品に比べれば健康被害を起こすことは少ないといわれていますが、実際に使用してみないとわからないのです。

さらに、サプリでも漢方薬でも天然物を使用している場合、残留農薬の心配がありますよね。
大手メーカーの場合、自社契約農家などで栽培させていたり、定期的に農薬や有害物質が含まれていないかチェックしたりしています。

しかし、海外産のものはどうしてもチェックが甘くなります。
一時ツムラの中国契約農場から出荷された生薬に残留農薬があることが判明し騒ぎとなりましたが、こういったことはサプリの分野でも起こっています。

そのため、自社で研究機関を持ち多くの研究を続けており、かつ自社で残留農薬の検査をこまめに行なっている大手メーカーのものを選ぶことが、安心につながります。

なお、最近は海外のダイエットサプリを個人輸入で簡単に手に入れることができますよね。
しかし、海外サプリはその国に人の体質に合わせて作られたものですから、日本人にも合うとは限りません。
筆者はアメリカの有名サプリ製造・販売メーカーからダイエットサプリを購入し説明書通りに飲んだところ、数時間トイレから出られなくなったという経験があります。
同様に、米国Amazon経由で購入したダイエットサプリは、心臓の動悸が激しくなって倒れそうになったこともあります。

また、医薬品成分が配合された海外サプリは偽物が多く、全く効果が出ないだけならまだしも、判別できない成分が配合されていて身体をボロボロにしてしまった人もいます。

海外サプリは強力そうで、ダイエッターが惹かれるのはわかります。
しかし、健康を害する危険性があることを知っておいてくださいね。

自分に合うダイエットサプリや漢方薬を選ぶには

では、自分に合うダイエットサプリや漢方薬を選ぶには、どうしたら良いのでしょうか。
基本的な選び方として、以下のことを参考にしてくださいね。

・サプリや漢方薬の特徴から選ぶ

サプリや漢方薬の成分は、いくつかの特徴に分けられます。

*脂肪燃焼・代謝アップ系…カルニチン、BCAA、カプサイシン、カフェイン、ビタミンB群、カテキン、共役リノール酸、α-リポ酸、フォルスコリ など

*食欲抑制系…グルコマンナン、リローラ、カラルマ など

*カロリーカット・吸収ブロック系…酵母、フォルスコリ、ギムネマ、デキストリン、ガルシニア、キチン・キトサン、レシチン など

*腸内環境改善系…酵素、酵母、乳酸菌、食物繊維、オリゴ糖 など

*体内クレンジング・排出系…食物繊維、メリロート、カリウム、キャンドルブッシュ、センナ、決明子 など

自分の体質や太った原因に合ったものを選べば、それだけ効果が出やすくなりますよね。
説明文を良く読み、自分に必要なダイエット機能がどれか、しっかり把握しましょう。

・漢方薬は、体質に合っているものか詳しく調べる

漢方薬は、様々な生薬を組み合わせることで体質を改善させていくものです。
そのため、あくまで体質に合ったものを使用しなければ、効果は出ません。

漢方薬の場合、必ず合う体質や症状が明記されています。
防風通聖散なら「腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな者~」、防已黄耆湯なら「色白で筋肉柔らかく水太りの体質で疲れやすく~」といったことです。
必ずこれを読んで自分の体質に当てはまるかチェックし、合わせて医師や薬剤師にも確認しましょう。

・自分の肥満遺伝子のタイプをチェックする方法も

近年の研究で、肥満を引き起こす遺伝子にはタイプが3つあることがわかりました。
糖質の代謝が悪い内臓肥満タイプの「リンゴ型」、脂肪の代謝が悪く皮下脂肪を貯めやすい「洋梨型」、基礎代謝量が多く太りにくいが、一旦太ると痩せにくい「バナナ型」です。

また、この他に遺伝子には問題がなく、生活習慣に問題がある「アダム・イヴ型」もあります。

この検査は通販のキットで簡単に行なうことができます。
タイプにあったダイエット方法を説明した冊子も送られてきますから、自分のタイプをしっかり把握して効率的なダイエットをしたい人にお勧めします。
数社から販売されていて、価格が高いほうがダイエット方法を詳しく解説しているようですよ。

ダイエットサプリや漢方薬は簡単に手に入り、1個の価格はそれほど高くありません。
しかし、合わないものをいくら飲んでも効果はなく、結局損をしてしまいます。
成分や効能・効果を確認し、口コミもチェックして自分と相性の良いものを選びましょう。

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