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代謝コントロールが成功の鍵~漢方ダイエットで脂肪が燃えやすい身体作りを

漢方ダイエットのメリットについて解説!

食べても太らない人がいる一方で、水を飲んでも太る、という人もいますよね。
ギャル曽根さんを見るたびに、彼女みたいになりたい…!と願う女性はたくさんいます。

しかし、彼女が大食いできるのは特異体質によるもので、ほとんど消化せずに出てしまうという、一種の病気なのだとか。
残念ながら一般的体質の私たちは、代謝コントロールできる方法を探ったほうが良さそうです。

今回は、漢方ダイエットが代謝コントロールに最適だという噂を検証します。

太りやすい人と太りにくい人の違いは何?

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太りやすいか太りにくいか、というのはどうやら遺伝子レベルである程度決まっているようです。
ダイエット用の遺伝子検査キットが販売されており、綿棒を頬の内側に押し付けたものを送るだけで、自分がどういう肥満体質なのか、がチェックできるのです。

それによると、糖質・脂質・タンパク質それぞれの代謝が苦手という遺伝子レベルの体質があるそうです。

ただし、太りやすい、あるいはある種の代謝コントロールができないという遺伝体質は確かにあるものの、その割合は3割程度で、あとは生活習慣によるものだといわれています。

こんな習慣がある人は、太りやすくなります。

炭水化物や甘いものの摂取が多い

白米や白いパンなど、精製された炭水化物は各種栄養素が取り除かれてしまっているため、代謝を助ける補酵素が不足することから代謝コントロールができなくなり、太りやすくなります。
また、食物繊維が不足することで便秘になりやすいのも肥満の一因です。

さらに、糖質は消費されなかった場合脂肪に変化し蓄積されるため、これも太る原因になります。

洋食メニューが多い

洋食メニューは肉と少量のサラダ野菜といったものが多く、食物繊維が完全に不足してしまいます。
また、肉に多く含まれる飽和脂肪酸の多くは長鎖脂肪酸で、消化や吸収に時間がかかるためにエネルギーとして使われるのが遅く、余った分が体脂肪として蓄積されやすいのです。

また、女性が好むサラダのほとんどは、ビタミン・ミネラル・食物繊維すべてが不足しています。
よく「生野菜は酵素が摂れる」といわれますが、フードプロデューサーの南清貴氏によると、ファミレスやコンビニのサラダは薬液で殺菌しており、その際に酵素は不活性になってしまうため、摂取しても意味がないそうです。

アイスクリームや冷たい飲料水をよく摂取する

胃が最もよく働く温度は37℃前後で、あまり低い温度のものが入ってくると動きを止めてしまいます。
夏に食欲不振になるのは、冷たいものの摂り過ぎで胃腸の機能が低下するからです。
胃腸の働きが悪くなると食べた物を消化し、代謝する体内酵素の働きも悪くなり、エネルギー源として使われなかった脂肪が貯まってしまうのです。

生活時間が不規則になりがち

人間は体内時計によって機能がコントロールされています。
朝日を浴びることで1日がスタートし、交感神経が活性化し、それと同時に代謝活動も活発になるようにできています。
しかし睡眠リズムが崩れると自律神経も乱れ、代謝機能がうまく働かなくなるのです。

運動が苦手で、楽なほうに行きがち

階段よりエレベーター、歩くより車といった現代社会にどっぷりの生活は、身体を動かす機会をなくしてしまいます。
すると筋肉がどんどん衰えてしまい、太りやすくなります。

これは筋肉を動かすことで消費するエネルギーが大きいからで、筋肉がしっかりついている人ほど基礎代謝量が高くなります。
すると眠っている間も代謝コントロール機能が働き、余分な脂肪は排出されるのです。

ファッション重視で寒くても薄着でいる

本当に暑くて薄着なら問題ありませんが、現代人の多くは自律神経の機能が低下しています。
すると寒さや暑さに対して鈍感になり、身体の奥が冷えているのに気づかず、冷房が強い部屋や暖房が入っていないところでも薄着で過ごしてしまいます。

また、自律神経は発汗を調整する働きもあり、乱れると汗が出にくくなるためむくみやすくなり、さらに貯まった水分が身体を冷やしてしまいます。

女性の場合、ホルモンの関係で子宮のあるお腹周りを冷やさないようにするために皮下脂肪がつきやすくなっており、冷やせば冷やすほど皮下脂肪が増えてしまうのです。

シャワーばかりで湯船に浸からない

女性は子宮の構造上血の巡りが悪くなっており、特にお腹周りは元々冷えやすいのです。
それなのに上記のように薄着で1日を過ごした後にシャワーで済ませてしまうと、身体を芯から温める機会が全くなくなってしまいます。
すると子宮を守るために、さらに皮下脂肪が貯まりやすくなるのです。

ストレスが貯まっている

ストレスが貯まってイライラしている時は、交感神経が活発になっています。
交感神経と代謝コントロール機能はリンクしているといわれており、交感神経が活発なほど消費カロリーも多くなるのが普通です。

しかし、ストレスによって交感神経が常に優位な状態に置かれると、筋肉や血管が収縮してしまいます。
筋肉の動きが鈍くなる上に血液が全身に回らなくなると細胞の新陳代謝が行なわれなくなり、酵素の働きが低下して代謝がスムーズに行われなくなるのです。

さらに、ストレスを感じると甘いものが食べたくなることはよくあります。
これは、甘いものを食べるとエンドルフィンやセロトニンなどの快感物質が分泌されることを、脳が知っているからです。
しかしスイーツには炭水化物、砂糖、脂肪などがたっぷり使われているため、太りやすくなるのです。

自分の体質の把握=最適な代謝コントロール方法

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太りやすい原因がわかったからといって、それを改善するのは大変です。
例えば、イライラしている時のスイーツが肥満を引き起こすからと常にガマンしていると、それがさらにストレスになってしまいますよね。
そんな状態は長く続けられるものではありません。

それよりは、「イライラすると甘いものを食べたくなる」ことを一つの体質と捉えてみてはどうでしょうか。

イライラしても甘いものを食べたくなくなるにはどうしたら良いか、ストレスが貯まらないようにする方法はないか、あるいは甘いものを食べても脂肪にさせないことはできないか、という考え方のほうが、ずっと建設的な代謝コントロール方法ですよね。

また、これまで便秘で市販の緩下剤のお世話になった人は経験があると思うのですが、効果がなかったり効き過ぎたり、最初は良くても段々効果がなくなってきたりしますよね。
その時にちょっと立ち止まり、自分の便秘の原因は何なのか、考えてみませんか?

食べ過ぎか、血行不良による大腸の機能低下か、水分代謝の低下か、ストレスか…人によって便秘になる原因や体質は違いますから、それに合わせて薬や食物を選んだほうがずっと効果的ですよね。
さらに、その体質を改善させることができれば、便秘とお別れすることも可能なのです。

理想の身体作りに!漢方ダイエットのメリット

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そこでお勧めしたいのが、漢方ダイエットです。
漢方では、人間を作るのは「先天の気(遺伝により元々持っているエネルギー)」と「後天の気(生まれてから自分で摂取したエネルギー)」であると考え、先天の気を温存し、後天の気をできるだけ補充できる体質に変えていく方法を取っています。

そして、現在の状態を生み出しているのがどんな体質なのか、を詳しく診察し、その体質改善のための生薬を合わせて漢方薬を処方したり、その体質の原因となっているツボに刺激を与えたりして、先天の気をできるだけ消費させず、後天の気を充実させます。
それによって徐々に体質を改善させていき、代謝コントロールが出来る身体に作り替えていくのです。

このため、漢方ダイエットは便を出せばいい、脂肪を排出させればいいという単純な考え方をしません。
便通を悪くしたり脂肪を貯め込んだりする体質の原因を探り当て、根本から変えていくという方法を取るのです。

体質改善には時間がかかりますから、1~2か月で結果を求める人には不向きです。
しかし、1年後にはストレスを感じにくくなったり、ドカ食いしなくなったり、便通が良くなったりと、自然な形で肥満の原因となる症状がなくなっていきますから、リバウンドもしにくくなりますよ。

貴方はどのタイプ?体質別:漢方ダイエット方法

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漢方薬には約300もの処方がありますが、そのどれも「ダイエット用」ではありません。
しかし、生薬には便通を良くするもの、利尿作用があるもの、体内の熱を逃がしたり身体の芯を温めたりするものなどがあります。

それらを合わせた処方によって、結果として代謝コントロール機能がアップし、老廃物が排出されてダイエット効果が出るのです。

これらの処方は体質別になっており、自分の体質に合ったものを選ぶことが成功の鍵となります。
自分が以下のどのタイプか、チェックしてみてください。

食べるのが大好きで、すぐお腹がすく、便秘がちな固太りタイプ

食べるのが好きでいくらでも食べられ、特に脂っこいものが好き、汗が出やすく暑がりで、冬でも冷たいものを飲み食いする、といったタイプは、カロリーが高いものを多く食べるため身体に熱がこもりがちです。
すると体内の水分が蒸発しやすくなるので便が硬くなり、排出しにくくなります。

こういったタイプは内臓脂肪が貯まりやすく、生活習慣病を引き起こしやすいため、身体を冷やす食物を取ったりこまめに運動したりすると良いでしょう。

漢方ダイエットの処方は、「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」が合います。
体内の熱を冷まし、内臓の機能を正常に戻し、さらに強めの便通作用がある生薬も配合されています。

ストレスを感じるとつい食べ過ぎてしまうタイプ

普段はそれほど大食ではないのに、ストレスを感じるとコンビニでスイーツやジャンクフードなどを爆買いしてしまうタイプ。
食事をすると快感を与える脳内物質が分泌されますが、それを少しでも早めようと消化吸収の早い炭水化物や砂糖を摂ってしまいます。

ストレスは自律神経を乱すので、寝つきが悪くなったり、ちょっとしたことでも腹が立ってヒステリーを起こしたり、生理の周期が乱れたり、胃もたれを起こしたりといったことも起こるようになります。

漢方ダイエットの処方は、「大柴胡湯(だいさいことう)」がぴったりです。
生薬の柴胡はストレスで溜まりがちな熱を発散させ、身体を冷やしてくれます。
また、肝臓内の代謝コントロール機能をアップさせ、脂質代謝を促進させ、緩下作用のある生薬の配合で老廃物を排出してくれます。

好きなのはあっさり系、それほど食べないのに太るぽっちゃりタイプ

日本女性に多い胃腸が弱いタイプで、一度に食べられる量は少ないのですが、結構甘いものを間食しがちです。
また、栄養不足で疲れやすく、ちょっと激しい運動をすると立ちくらみが起きたり、朝起きるのがつらかったりするのもこのタイプに入ります。

栄養不足で全身が弛緩するため、ぷよぷよした皮下脂肪がつきやすく、汗のコントロールも上手く行かなくなりすぐ汗が出てしまうという特徴もあります。

漢方ダイエットの処方は、「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」が合います。
黄耆は強壮作用があり、胃腸の働きを強化して代謝コントロールがうまく行くように改善させていきます。

栄養不足が改善されるので体力もつき、より多くのエネルギーを消費できるようになるのです。
また、水分代謝も良くなるので汗の量が正常になり、その分尿として排出されるようになります。

冷え性で汗が出ない、むくみやすく水分を貯め込んでしまうタイプ

とにかく寒がりで、真夏でも靴下を履かないと眠れない、夕方になると足がむくんでしまう、手足が冷たく貧血を起こしやすい、生理の周期が長く生理痛も強めなタイプです。
水分の代謝コントロールが上手くできずに身体の芯から冷えてしまい、そのために血行も悪くなってしまいます。

こういったタイプは身体の冷えを少しでも緩和させるために、皮下脂肪がつきやすくなります。
また、身体が冷えているので脂肪を燃焼することができず、太ってしまうのです。

漢方ダイエットの処方で合うのは、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」です。
血行を良くする当帰の働きによって身体が温まると水分代謝も良くなり、余分な水分が排出されることでさらに血行が促進されます。
すると生理痛も軽くなり、子宮の働きも良くなることから、不妊症の治療にもよく使用されています。

更年期の症状が出てのぼせ、便秘がひどいタイプ

更年期、あるいは更年期前でものぼせやイライラ、頭痛、肌荒れ、ニキビ、睡眠障害など更年期障害に似た作用が起こるタイプに向きます。
便秘がひどく、生理不順や月経困難、生理痛、腰痛などがあり、生理中に血の塊が出やすい、高血圧などの症状がある場合もこちらのタイプに入ります。

漢方ダイエットで適しているのは「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」です。
血液の流れを良くし、さらにイライラや身体の熱を抑える生薬が配合されているので、精神的にも安定してきます。
ただ、強めの便通改善生薬が配合されているので、便秘でない人は合いません。

漢方は薬です。体調に注意して使用しましょう

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今だに多くの情報サイトでは「漢方薬は副作用がない/少ない」と書いています。
しかし、漢方薬は医薬品ですから、何らかの副作用はあります。
体質を正確に診察しその人に合ったオーダーメイドにした場合でも、副作用が出ることは珍しくありません。

オーダーメイドの場合、副作用が出た時にすぐ生薬の種類や量を変えることができるため、知識のある専門家が調剤すれば重篤な事態になることはありません。
しかし市販の漢方薬の場合、配合を変えることはできませんから、選び方を間違えると副作用が強く出ることがあるのです。

そんな事態を避けるために、自己判断で選ばず薬剤師や専門家に相談して決めるようにしましょう。
特に上のタイプ分けで1つに絞り切れなかったという場合、より正確に判断してもらうことが大切です。
そして、何らかの体調不良が出た場合はいったん中止し、彼らの判断を仰ぐことを必ず守ってくださいね。

なお、漢方には「瞑眩(めんげん)」と呼ばれる好転反応が出ることがよくあります。
使用開始後数日で出ることが多いのですが、症状が悪化したり吐き気や頭痛、めまいなどを起こしたりします。
その後しばらくするとその症状が治まり、一気に好転するというものです。

しかし、これは副作用との見極めが難しいため、そのような症状が出た場合はやはり専門家に相談しましょう。

代謝コントロールというと難しそうですが、つまりは食べた物が消化吸収され、全身に栄養が届き、不要なものは排出するという流れをスムーズにすることです。
そういった長期に渡る体質改善は漢方が最も得意とするところですから、半年程度は続けるつもりで気長に取り組んでくださいね。

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