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なかなか痩せない下半身!その原因は何?下半身太りやむくみに漢方が効くって本当?

下半身太りや下半身がむくみやすい人の特徴とは?

このアンバランス、何とかならない?と嘆く女性は少なくありません。
必死に食事制限して、ちょっとは運動もしているのに、痩せるのは上半身のみで下半身はぷよぷよのまま。
ほっそりとしたジーパンが合う男性が本当にうらやましいですよね。

女性が下半身痩せするのが難しいのはなぜなのでしょうか。
ここでは、下半身太りやむくみの効果的な解消法や漢方薬について解説しましょう。

ダイエットしてるのに・・・下半身が痩せない!

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自己流ダイエットしてそれなりに体重は減っても、減るのは胸ばかりでウエストから下はあまり変わらない、と嘆く女性は多いものです。
特に日本人女性は肩幅がそれほどない人が多いので、服を着た時に上半身と下半身のバランスの悪さが目立ってしまうのです。

下半身が目立ち出すのは女性ホルモンの分泌が活発になる10代後半以降で、それまではほっそりしていた人でも段々腰回りにお肉がつき出します。
そして30代になるとお腹や太ももにも貯まり、気づくとセルライトがたっぷり…ということになっている女性は少なくありません。

下半身を集中的に痩せる方法といえば、専門家についての運動系ダイエットが有名ですが、多くの女性はとてもRIZAPに通い続けることなんてできません。
時間もお金も制約がある中、どうしても食事中心のダイエットになりますから、部分的に痩せるのが難しいのです。

下半身太りの『洋梨体型』になってしまう原因

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女性に下半身太りが多いのは、ある意味避けられないことではあります。
女性の身体は赤ちゃんを産み育てる構造になっていますから、骨盤は出産時胎児が出やすいよう広く丸くなっており、男性とは元々サイズが違います。
さらに、女性ホルモンには骨盤を開かせる作用があるため、どうしても横に広がりやすいのです。

この構造上の問題に加え、以下のことも下半身太りの原因になります。

筋肉が少ない・衰えがちである

女性は男性に比べると筋肉がつきにくく、しかも衰えやすいとされています。
これは、筋肉の増強が男性ホルモンによるものだからです。
女性にも男性ホルモンはありますが、女性ホルモンの5分の1~10分の1程度と少ないため、なかなか筋肉をつけることができません。

筋肉が少ないと、内臓をしっかり支えることができなくなります。
その結果内臓下垂が起こり、本来あるべき位置の下にある骨盤に落ちてしまいます。
すると骨盤が広がりやすくなり、そこに皮下脂肪がつくことから下半身太りが起きてしまうのです。

さらに、腸が圧迫されるため、便秘にもなりやすくなります。
また、内臓の機能が低下するため消化不良や冷えなどが起こりやすく、下痢になる場合もあるのです。

姿勢の歪み

デスクワークや家事など、座りっぱなし・立ちっぱなしの時間が長いと、骨が湾曲して歪んでしまいます。
すると骨を支える筋肉の働きも弱くなり、その周りに脂肪がつきやすくなります。
女性の場合前かがみでいることが多いため、お腹周りや腰回りに皮下脂肪がつくのです。

さらに、股関節がずれると筋肉が衰えやすく、ついつい足を組んでしまいがちです。
太ももに脂肪が貯まる原因となるだけでなく、骨がさらに歪んで腰回りに脂肪がつきやすくなってしまいます。

運動不足

運動をして筋肉を鍛えていれば、男性のようにムキムキになることはなくてもしっかり内臓を支えてくれ、前述の筋肉の衰えや骨の歪みが自然と矯正されます。
しかし運動不足だと内臓を支えるほど筋力がつかないため、脂肪がどんどんついてしまうのです。

水分代謝の低下

足のむくみの原因は、水分代謝の低下によるリンパ液と血液の停滞です。
リンパ液や血液は全身を巡っており、血液は心臓のポンプ、リンパ液は筋肉の収縮と弛緩で起こる圧力や呼吸による胸の動きなどによって、常に流れています。

さらに、足に流れてから心臓に戻るまでは重力がかかってくるため、リンパ液だけでなく血液も、ふくらはぎの筋肉の伸縮によって押し上げられています。

しかし、運動不足や加齢によってふくらはぎの筋力が低下すると水分代謝が悪くなり、リンパ液や血液が足に停滞してしまいます。
これによってむくみやすくなるだけでなく、停滞した水分や血液はどんどん冷たくなっていくため、その冷えから身体を守るために皮下脂肪がつきやすくもなるのです。

下半身太りや下半身がむくみやすい人の特徴

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このように、女性は男性に比べると下半身に脂肪がつきやすくなっています。
その中でも、特に下半身太りや下半身むくみを起こしやすい人の特徴があります。

デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢で長くいる

前述しましたが、これらの姿勢は前かがみになるため骨や筋肉が歪み、さらに腹筋を使わない時間が長くなるため、お腹周りに脂肪がつきやすくなります。

また、動かないとふくらはぎの筋肉も使わないため、水分代謝が悪くなってむくみやすくなります。
むくむと身体が冷え、さらに水分代謝が悪くなるため脚全体がむくむという悪循環になり、靴下の跡がいつまでも残ったり、指で押すとなかなか戻らなかったりするようになってしまうのです。

運動が苦手で身体を動かさない

運動が苦手な人は、何をするにも無意識に身体をできるだけ動かさずに済ませようとします。
立って移動すべきところを座ったまま椅子ごと移動したり、階段ではなくエレベーターを使ったり、ちょっと疲れるとすぐに喫茶店で休んだり、といったことを続けていると、筋肉はどんどん落ちてしまいます。

特にふくらはぎの筋肉が衰えてしまうと、血液やリンパ液が下半身に滞留しやすくなるため、下半身太りやむくみが起きるのです。

ヒールのある靴ばかり履く

ヒールのあるパンプスなどを履くこと自体は、ふくらはぎの筋肉を鍛えるのにとても効果的です。
しかし、脚の筋力がない人が高いヒールを履くと、転ばないようにとどうしても姿勢が崩れます。

猫背になったり、逆に背中が反ったり、腰が落ちたり、内股でヨロヨロ歩いたりと、不必要なところに無理な力がかかってしまうと、内臓の位置が前にずれてきてしまいます。
するとリンパ管や血管が圧迫されて流れが悪くなり、むくんだり太ったりしやすくなるのです。

さらに、ヒールを履いている時は足がつま先立ちになっているため、姿勢が悪いとふくらはぎが収縮したままになり、それも水分代謝を悪くする原因となります。

ダイエットのし過ぎで栄養不足になっている

痩せたいあまり、栄養を無視したダイエットをしていませんか?
筋肉はタンパク質でできているので、タンパク質不足は筋肉を弱らせてしまいます。

さらに、栄養不足で身体を動かすのがおっくうになると、ふくらはぎの筋肉をますます使わなくなるため、下半身太りやむくみが起こりやすくなるのです。

また、水分代謝の働きがあるカリウムやマグネシウム、カルシウムなどが不足することでも、むくみが出てしまいます。

しょっぱいものを良く食べる

塩分(ナトリウム)には、水分を体内に留める働きがあります。
そのため、カリウムやマグネシウム不足に加えしょっぱいものをよく食べると、水分が体内に留まりむくんでしまうのです。

お酒をよく飲む

お酒には利尿効果がありますが、これはアルコールが出ているのではなく、身体に必要な水分が排出されてしまっているのです。
すると血液の濃度が高くなってしまうため、身体は水分を留めようと働きます。
そのため、下半身や顔がむくみやすくなるのです。

ホルモンバランスが乱れている

生理前になると体重が増えたりむくみやすくなったりするのは、多くの女性が経験していると思います。
これは、生理前になると女性ホルモンのプロゲステロンが増え、プロゲステロンには脂質や水分を貯めこむ働きがあるからです。

通常、生理が始まればプロゲステロンの量は減りますが、生活習慣の乱れやストレスなどでホルモンバランスが整わないままだと、脂肪や水分が貯まりやすくなり、下半身太りやむくみを引き起こすのです。

下半身太りやむくみの悩みを解消するには?

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このように、現代女性は非常に下半身太りやむくみが起こりやすくなっています。
そのままにしておくと、スタイルが崩れるだけでなく健康を損ねることにもなりかねません。
気づいた時に、以下の方法でむくみを解消しましょう。

ふくらはぎをマッサージやストレッチする

一番簡単で効果的なのが、ふくらはぎのマッサージです。
足首からひざに向かってなでるようにマッサージするだけでリンパ液の流れが良くなり、むくみを解消します。
また、足首を曲げたり伸ばしたりすることでふくらはぎの筋肉もストレッチされ、血行が良くなります。

水分はできるだけ温かいものを摂る

汗をかいた時や夏は、冷たい飲み物や炭酸飲料が欲しくなりますね。
しかし、これらは喉越しが良いため、身体が必要としている以上の量を飲んでしまいがちで、水分を滞留させてしまいます。

そこで、本当に必要としている量を摂るために、できるだけ温かいものを飲みましょう。
水分は基本的に「美味しいから」ではなく「身体が欲しているから」飲むものです。
特に水太りしやすい人は、嗜好品は少なめにしましょう。

塩分が多いジャンクフードは避ける

塩分の摂り過ぎが水分を貯めこむ原因になることは、よく知られていますね。
日本では、塩分の目安摂取量は女性は7g未満としていますが、WHOによる塩分の世界標準摂取量は1日5g未満です。

しかし、平成28年国民健康・栄養調査によると、女性の平均摂取量は平均9.2gと、はるかに過剰摂取なのです。

とはいえ、無理をして減塩しても、続かなかったりストレスが出たりすることもよくあります。
そこで、ハンバーガーやスナック類、カップラーメンなど、塩分の多いジャンクフードを避けることから始めましょう。

特にハンバーガーは塩分が多く、例えばマクドナルドのダブルチーズバーガー1個で4.3gも含まれています。

また、どうしても濃い味でないとガマンできないという人は、水分代謝を良くするカリウムを含む食べ物を摂りましょう。

カリウムは昆布類やコーヒー、お茶、大豆、野菜、果物などに多く含まれているので、豆腐やワカメ入りの味噌汁を飲んだり、デザートには脂肪分たっぷりのスイーツではなく果物を積極的に食べたりすると効果的です。

ビタミンB2を摂る

ビタミンB2には脂肪を燃焼させたり細胞の新陳代謝を助けたりする働きがあり、下半身太りの解消に効果が期待できます。

ビタミンB2はレバーやうなぎ、納豆、卵などに多く含まれていますし、サプリメントも安価で販売されています。

適度に運動する

運動が苦手という人でも、毎日歩いていますよね。
そこで、早足で歩いたり階段を軽い駆け足で昇り降りしたりするなど、脚を使った運動を意識的に行ないましょう。

また、ひざを伸ばして前屈するだけでも、ふくらはぎがピンと伸びて良いストレッチになり、血行が良くなります。

もっと積極的に脂肪を燃焼させたい、という場合は、筋トレと有酸素運動を組み合わせましょう。
スクワットとウォーキングを行なうと、特に下半身の筋肉が鍛えられるので基礎代謝がアップしやすくなり、脂肪の燃焼を助けてくれるのです。

下半身を冷やさないようにする

冷気は床のほうに貯まるため、下半身を冷やさないよう工夫が必要です。
長めの靴下やひざ掛け、椅子の下に置けるホットマット、足温器などで冷気をシャットアウトしましょう。

下半身太りやむくみの改善に漢方薬が効く!?

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下半身太りやむくみは女性であればある程度仕方がない部分もありますが、それでもできればすっきりしたいですよね。

上述した解消方法はどれも効果がありますが、対処療法ですから止めるとまた太りやすくなってしまいます。
そこで、体質を根本から変える漢方薬を試してみることをお勧めします。

漢方薬は今ある症状を抑える対処療法ではなく、その症状の原因となっている体質を根本から変えていく医学です。
なぜ太るのか、太る部分が下半身なのはなぜか、むくみが起きるのは何が原因か、を見極め、その人ごとに合った生薬を組み合わせて治療していきます。

下半身太りやむくみの場合、水分代謝や血液の流れに問題がありますが、その問題を引き起こしている原因は冷えだったりストレスだったり栄養不足だったりと様々ですし、原因がいくつか重なっていることもよくあります。

そこで、それらの原因を治療する生薬を配合し、下半身太りやむくみといった症状を緩和させていくのです。

よく使われるのが当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)で、身体を温めて血液の流れを良くし、水分代謝を調節して利尿を促す生薬が数種類配合されています。
漢方医学では女性の下半身太りやむくみは婦人科系の諸症状の一つと考えられており、当帰芍薬散はそれら全般に効くのです。

また、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)も、利尿や血行促進、発汗作用などがあり、皮下脂肪が多く水太りの人に合います。

その他、婦人科系の漢方薬には加味逍遙散(かみしょうようさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)が使われることもありますし、便秘がひどければ防風通聖散や麻子仁丸(ましにんがん)、下痢があれば桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)など、多くの処方があります。

これらのいくつかは肥満に直接作用するものではありませんが、代謝や血の巡りを良くすることで新陳代謝が良くなって脂肪や老廃物が排出されやすくなり、結果として体重が減る効果が期待できるのです。

ただ、市販されている一般用漢方製剤は294種類(平成24年8月30日現在)もあり、その中から自分に合ったものを探すのは非常に困難です。
そこで、自己判断はせずに薬局やドラッグストアの薬剤師や専門家に相談することをお勧めします。

また、漢方薬は長い年月かけて作られた体質を変えることを目的にしている上に、配合されているのが天然の植物や鉱物なので、即効性はありません。
体質に合ったものを服用して1ヶ月でむくみがなくなる人もいれば、半年以上飲み続けないと実感できない場合もあります。

しかし、あきらめずに使用を続ければ体質が根本から改善されるので、下半身太りやむくみが起きにくい身体へと生まれ変わることができるのです。
長期戦になっても体質を変えたいと考える人は、ぜひ漢方薬を試してみることをお勧めします。

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