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【意外と知らない!?】下腹が出てしまう皮下脂肪以外の3つの原因と対処方法

下腹が出る原因は皮下脂肪だけじゃない!?

ダイエットをしているけど下腹のぽっこりが解消されない…痩せ型なのに下腹だけぽっこり…などぽっこりお腹に悩む女性は多いのではないでしょうか?

ぽっこりお腹の原因は皮下脂肪だと考えがちですが、実は様々な原因が考えられます。今回は皮下脂肪以外のぽっこりお腹の原因と対処方法について詳しく解説していきます。

意外な原因①【お腹のむくみ】の原因と対処方法

夕方になると足がむくむ…靴下のあとがくっきり残る…むくみというとまず足をイメージされる人が多いと思います。それは、足が心臓より遠い位置にあって血液の流れが悪くなりやすく、重力の関係で水分が溜まりやすいからです。実は足だけではなく、お腹もむくむんです。

私たちが食べ物を食べるとまず胃で消化され、その後小腸で栄養分が吸収されます。
小腸で吸収されなかったカスは大腸で水分が吸収され便として排出されますが、大腸での吸収・排出がうまくできないと余計な水分が腸壁に溜まってしまってお腹がむくむのです。

漢方医学において、余分な水分が溜まった状態を「水滞(すいたい)」といいます。
漢方医学では、人の身体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という3要素によって構成されていると考えられており、この3要素はお互いが影響しあい身体を循環することで心身のバランスを保っています。「気」とは身体のエネルギー源、「血」は血液、「水」は血液以外の体液のことです。3要素のどれかが偏ったり滞ったりすると心身のバランスが乱れ、体調不良を引き起こす原因となります。

「水滞」の状態とは、文字通り「水」の巡りが滞っている状態のことで、水分代謝が悪く、水の排出がうまく出来ていないせいで、むくみや冷え、めまい、頭痛、尿量が少ないなどの症状があらわれます。さらにむくみによる余分な水分が血管やリンパを圧迫し、血行を悪化させてしまうことによって、冷えが悪化しむくみがとれないという悪循環に陥ってしまうのです。

むくみとともに疲れや足腰の冷え、めまいや頭痛などの症状がある人には「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」が適しています。「血」を補う生薬で全身に栄養を巡らせることで、余分な水分の排出を促します。さらに身体をあたためる生薬によって、冷え性を改善させます。当帰芍薬散は女性向け3大漢方のひとつであり、貧血や生理不順など女性の諸症状にも効果があります。

下半身が冷える、汗をかきやすい、女性に多いぽっちゃりとした水太りタイプの人には「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」がおすすめです。消化吸収を助けながら、余分な「水」が身体に溜まってしまう人の水分代謝に働きかけ、水太りを解消する効果があるダイエット漢方として話題になっています。

漢方は自分の体質に合うものを選ぶことで、効果を発揮します。
効果・効能だけを見て漢方を選ぶと逆に体調不良を引き起こす原因となってしまう可能性があるので、注意が必要です。効果を発揮するためには、まずぽっこりお腹の原因を探ってみましょう。

意外な原因②【内臓の位置】の原因と対処方法

内臓の位置が下がるとぽっこりお腹の原因になります。
内臓があるべき位置より下がった状態を「内臓下垂」といいます。内臓下垂で代表的なのは「胃下垂」ですが、腸や腎臓など他の内臓でも起こります。下がってきた内臓は最終的に骨盤にひっかかって止まりますが、そのままの状態では消化吸収機能など内臓の働きを正常に行うことができなくなってしまいます。

内臓下垂の代表的な症状のひとつが「冷え」です。内臓が下がって内臓同士が圧迫しあい、血流やリンパの流れが悪くなることによって、冷えが引き起こされるのです。
また、内臓下垂による冷えに加え、内臓の働きが悪くなると基礎代謝の低下の原因ともなってしまいます。基礎代謝とは人間が生きていくうえで最低限必要なエネルギーのことで、基礎代謝が高い人ほどエネルギーが消費されます。つまり、基礎代謝が低下するとエネルギーが消費されず「痩せにくい身体」になってしまうのです。さらに内臓下垂によって腸や子宮などの臓器が圧迫されると、便秘や下痢、生理痛の悪化などの症状を引き起こすといわれています。

内臓下垂の原因となるのが、内臓を支える筋肉(インナーマッスル)の筋力低下です。
腹筋や骨盤底筋など胴体にある筋肉には、内臓を支える役割があります。加齢によって筋力が低下することに加え、悪い姿勢も筋力の低下させてしまいます。普段、事務作業で座ってパソコン業務をしていると、どうしても猫背になりがちです。猫背を長時間続けると脊柱が湾曲し、内臓が下がりやすくなります。立っているときに猫背になってしまう、背もたれがないと姿勢よく座っていられない、という人は要注意です。

もうひとつの原因は骨盤です。内臓が下がって骨盤内に渋滞している状態が長く続けば骨盤がひらいたり歪んだりしまいます。また、悪い姿勢によって筋力が低下することも、骨盤のひらきや歪みの原因となります。

内臓下垂はストレッチによって改善を期待することができます。お風呂に入ったあとや寝る前など、身体がリラックスしている状態のときにやるのがおすすめです。

<腰ゆらゆらストレッチ>
1)あおむけに寝て、足裏を合わせて股関節から足をゆっくりと開きます。
  腕も八の字形にやや広めにひろげるようにしましょう。

2)おへそから天井から吊られているイメージでおしりを上げます。
  ※おしりが上がりにくい場合は、おしりの下にタオルを敷きましょう。
  おしりを上げるときは骨盤をできるだけ水平に保つようにし、
そのままの姿勢で左右に小さく10秒間揺らします。

意外な原因③【便秘・ガス溜まり】の原因と対処方法

ダイエットをしているけれども、お腹がなかなかへこまない…その原因、実は便秘・ガス溜まりのせいかもしれません。
一般的に、女性は男性よりも便秘になりやすいといわれています。それは男性に比べ、腸を動かすために必要な筋肉量(腹筋)が少ないことや、生理周期によるホルモンバランスの変化の影響を受けるなどの理由が挙げられます。

ダイエットによって便秘になる原因は、食物繊維の不足です。体重を減らしたい!という思いから食事の量や回数を減らすダイエットをする人が多くいますが、食事の量や回数を減らしてしまうと1日に摂取できる食物繊維量が減ってしまい、その結果便秘になるのです。また、バナナダイエットなどに代表される1つの食材を摂取する単品ダイエットも、摂取できる栄養素が偏り、食物繊維不足の原因となります。

便秘はぽっこりお腹になるだけでなく、身体に様々な悪影響を及ぼします。
便とは身体に不要な老廃物であり、本来はすぐに排出されるべき存在です。腸内に便が溜まると悪玉菌が繁殖し腐敗を起こすことによって、ガスが発生します。便秘のときに「お腹が張って苦しい」「お腹からコポコポと音がする」といった症状は発生したガスのせいです。ガスはお腹をぽっこりさせるだけでなく、ガスを排出させようと腸が動く際に腹痛の原因にもなります。
発生したガスはいわゆる「おなら」として体外に排出されますが、悪玉菌の影響を受けたガスは臭いが強くなります。もともと女性は恥ずかしさからおならを我慢してしまう傾向がありますが、おならを我慢するとお腹が張って腸の動きが悪くなりさらに便秘になる、ガスが発生するという負のループにはまってしまう可能性があります。

便秘を解消するためには、まず食物繊維をたくさん摂るようにしましょう。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類あり、それぞれの食物繊維をバランスよく摂取することで便通をスムーズにします。

不溶性食物繊維とは、サツマイモ、ゴボウなど繊維質な野菜、きのこ類、穀物などに多く含まれています。その名のとおり水に溶けず、腸内で水分を多く吸収してふくらみ、便のカサを増やして腸のぜん動運動を活性化させる効果があります。しかし、不溶性食物繊維だけをむやみに摂りすぎてしまうと、便秘を悪化させてしまう可能性もあるため注意が必要です。

水溶性食物繊維が多く含まれるのは、海藻やこんにゃくなどヌルヌルした食感の食材、果物類です。水溶性食物繊維には便のなかに溶け込み、便を軟らかくする効果があります。

厚生労働省「平成27年度国民栄養調査」によると、成人女性は1日18グラム以上の食物繊維を摂取することが推奨されていますが、野菜を1日350グラム食べたとしても摂取できる食物繊維は8~10グラムといわれています。毎日350グラム以上の野菜を食べ、献立を気にして生活するのは大変ですよね。

そこで便秘やガス溜まりに効果があるのが漢方です。
漢方はその人に合うものを選ぶことで症状や体質改善を期待することができます。便秘・ガス溜まりに効果のある漢方はいくつかあるので、自分の症状・体質にあったものを選んでみましょう。

●桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)

体力は中くらい以下で、便秘によってお腹の張りや腹痛を感じる、慢性的な便秘体質な人に向いている漢方です。ストレスなどによって引き起こされる「過敏性腸症候群」の治療などにも用いられます。

●大建中湯(だいけんちゅうとう)

 体力が低下してお腹が冷えて痛み、お腹の張りがある人に適しています。血流を良くしてお腹をあたため、胃腸の動きを改善させることで症状を改善させます。

皮下脂肪が増える前にしっかり対処しましょう

ご紹介したぽっこりお腹の3つの原因は、悪い姿勢や偏った食生活などが慢性的に悪い状態が続くことによって引き起こされています。皮下脂肪もいっしょです。皮下脂肪はカロリーの過剰摂取やカロリーが消費できていない状態が積み重なったことにより体内に蓄えられます。長い年月かけて蓄積されたため、長い年月をかけなければ落とすことができません。

ぽっこりお腹を改善させるために、まずは生活習慣を見直すことが必要です。無理な食事制限をしていないか、運動をしているか、便秘はないかなど、その人の生活によってぽっこりお腹の原因は異なるはずです。原因に合わせた解消方法を生活に組み込むことで、下腹ぽっこりを解消させ、きれいなボディーラインを手に入れましょう。

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