1. 防風通聖散について
  2. 【何故?】防風通聖散でダイエットに成功する人としない人は何が違うのか?

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【何故?】防風通聖散でダイエットに成功する人としない人は何が違うのか?

防風通聖散でダイエットに成功する人に共通するものとは?

どんなダイエットでも、成功する人としない人がいます。
しかし、やり方や用量を守ったのに効果がないと、がっかりしますよね。
それがお金をかけたものであれば、なおさらです。

ダイエット薬として人気の防風通聖散も、成功した人ばかりではありません。
成功した人としなかった人、一体何が違ったのかについて解説します。

使う人によって評価が分かれる防風通聖散

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まずは、防風通聖散を実際に使用した人の口コミを見てみましょう。

・食事制限なしで約半年飲んで20キロ近く減った
・医師から非常に効果があると勧められて飲んだら、苦も無く5キロ以上減った
・トイレに行く回数が増え、順調に減った
・便通が良くなり、1日3回は出るようになった
・1ヶ月で7キロ減ったが、便秘ではなかったせいかお腹が緩くなりすぎて困った
・病院で処方されて数年前から飲んでいるが、利尿効果くらいしかない
・下痢を起こすほどだったが、皮下脂肪やむくみは改善されなかった
・副作用はなかったが、何も変化がなく、臭くて飲みにくかった
・元々は快便だったがかなりの下痢を起こすようになり、極度の冷え性になってしまった
・便秘がひどくなり、気分が悪くなることも多かった
・飲んでいるうちに生理の周期が狂ってきた
・3ヶ月ほど飲んだらじんましんが出るようになった

まさに賛否両論、とても効果があるという意見と、全くなかった、体調を崩したという意見の両方があります。

これは、防風通聖散自体に問題があるということではありません。
防風通聖散は漢方薬の一つで、漢方薬は体質に合っているかどうかが非常に大切です。

防風通聖散は体力があって便秘がちな人に効く処方になっているのですが、口コミを読むと便秘ではない人がかなり使用していることがわかります。
中には「私は虚弱体質気味だから効かないのかな…」と書いている人もいて、合わないと感じていても飲み続け、さらに体調を崩してしまう例もあります。

それどころか、医師に処方されて飲んだのに全く効果が出なかったという人もおり、漢方薬の知識がない医師が適当に処方していることもあるようです。

防風通聖散でダイエットに成功するのはこんな人

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防風通聖散でダイエットを成功させた人は、どんなタイプなのでしょうか。
前述したように漢方薬は体質に合った処方になっているため、防風通聖散で成功した人は皆同じような体質を持っています。

・体力があり、元気
・赤ら顔が多く、脂性肌
・汗っかきで汗が臭う
・声が大きく、よく響いてハリがある
・胃腸が強く食欲旺盛で、暴飲暴食気味
・脂っこいものが特に好きで、冬でも冷たいものが食べたい
・内臓脂肪が多く、お腹回りが張り出している
・便秘がひどい
・便秘によるのぼせ、肩こり、動悸、湿疹、ニキビなどがある
・高血圧や脂質異常症(高脂血症)の傾向がある
・中性脂肪やコレステロール値が高い

イメージとしては、「よく食べよく飲みよく太る」といった感じですね。

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防風通聖散の場合、身体に熱が貯まって水分が不足し、便が硬くなって起こるタイプの便秘に効果があります。

こういったタイプの場合、本来は活動的な体質なので、若い頃は便秘知らずだったという人が少なくありません。
便秘は腸の動きに問題があることが多いのですが、活動的でよく動くと足の振動が大腸に伝わりますし、汗をかいて水分もたくさん摂取するため、自然に便が押し出されるのです。

しかし社会人になって段々デスクワークが増えてきたり、歩くより車という生活が増え、汗をかかなくなり摂取水分量が減ってきたりすると、途端に大腸への刺激が少なくなります。
その結果、便秘がちになったり脂肪が貯まったりしてしまうのです。

また、防風通聖散は皮下脂肪より内臓脂肪に効果が高いといわれており、女性より男性に向いているといえます。
というのは、内臓脂肪は男性ホルモンの関係で男性につきやすいからです。

女性の場合、女性ホルモンのエストロゲンの影響で内臓脂肪はつきにくく、子宮を守るために皮下脂肪が貯まりやすいといわれています。

ただし、女性でも男性ホルモンの作用が強くアグレッシブなタイプの人もいます。
特に会社で男性と肩を並べて第一線で活躍している女性は男性ホルモンの分泌量が増えるといわれており、防風通聖散で成功しやすいようです。

防風通聖散の効果が得られないのはこんな人

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上に書いたタイプ以外の場合、防風通聖散は合わないと考えましょう。
一例として、こんな体質です。

・体力がなく、疲れやすい
・虚弱体質で病気がち
・運動が嫌い
・胃腸が強くなく、食もどちらかというと細い
・ストレスが貯まりやすい
・ストレスの時だけドカ食いしてしまう
・あっさりしたものや甘いものが好き
・皮下脂肪が多く、ぽっちゃり型
・それほどひどい便秘ではないが、快便ではない
・便秘と下痢を繰り返す
・生理前になると便秘やニキビ、イライラがひどくなる
・血圧は高くない、あるいは低め
・貧血気味で冷え性
・姿勢が悪く、猫背ぎみ
・むくみやすく、トイレの回数が少ない など

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たとえ太っていて便秘がちでも、いつも手足が冷えている人や水を飲んでも太る、という場合などは防風通聖散ではダイエットを成功させるのは難しく、逆に太る原因になってしまうこともあります。

防風通聖散には便秘を解消させる生薬が何種類か配合されているため、便秘がひどい人が快便になることはよくありますが、多少の便秘程度の人が使用すると下痢が止まらなくなったり、かえって便秘がひどくなったりすることがあります。

このメカニズムを簡単に説明しましょう。
私たちが食べたものは胃と小腸で消化・吸収されますが、小腸でも消化できなかったものが大腸に移動し、一旦余分な水分を吸収して便の形にします。
その後水分を分泌し、直腸にスムーズに送られるようにします。

しかし、腸のぜん動運動が活発になりすぎて水分を充分吸収する前に移動してしまうと、水分を充分吸収することができません。
また、消化が悪いものを食べたり胃腸の働きが良くなかったりすると大腸に負担がかかり、内容物の水分がうまく吸収されなかったり水分分泌が多すぎてしまい、下痢が起こります。

胃腸がそれほど強くない人が防風通聖散を飲むと、胃腸に刺激を与えるため大腸がさらに水分を吸収できなくなる、あるいはぜん動運動が活発になってしまい、下痢症状が強くなってしまうのです。

また、逆に便秘になるという人は、胃腸が必死に消化物を体内に留めようとしている状態と考えられます。

身体には生命を維持するための様々な機能があります。
防風通聖散の生薬の作用によって下痢が続くと、生命の危険を感じて内容物の良し悪しに関わらず排出させまいとするのです。

そのため、特に妊娠中の女性が服用すると、流産したり妊娠中毒症になったりする危険性があります。

防風通聖散は魔法の薬ではありません

多くの女性が便秘に悩んでいます。
平成28年国民生活基礎調査によると、女性は男性の約2倍便秘に悩んでおり、特に20~50代の女性の比率が高いことがわかっています。

そのため、便秘を解消したいという思いは常にあり、さらに便秘が解消すれば痩せるのではないか、と思ってしまうのでしょう。

しかし、防風通聖散はあくまでがっちり体型の人の便秘に合わせた生薬配合になっており、誰もが快便になり体重が減る「魔法の薬」ではないのです。
その点を理解しないで摂取するのは非常に危険だということを覚えておきましょう。

漢方薬の目的や役割は体質を改善していくこと

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漢方薬を始めとする東洋医学では、何らかの症状が出た時にはその原因となる体質、弱い部分を見極めることから始まります。

例えば便秘の場合、原因と考えられる一例を挙げると、以下のようになります。

・身体に熱がこもって水分が不足している
・水分が足など下半身に集中してしまい、大腸が冷えて便を作る機能が低下している
・血行不良で大腸に栄養が行かず、便を押し出す力がなくなっている
・ストレスで交感神経が常に活性化し、大腸の働きが抑えられている
・女性ホルモンのバランスが悪く、便秘を引き起こす黄体ホルモンが多くなっている

このように、便秘一つ取っても原因は様々です。
西洋薬の便秘薬のようにただ便を出せば良いという考え方はせず、便秘を引き起こしている「体質」を改善して便秘を起こさない身体にしていこう、というのが東洋医学であり漢方薬なのです。

防風通聖散を例に取ると、18種類の生薬には以下の作用があります。

・基礎代謝を高めて発汗や血行を促進させる作用
・脂肪の燃焼を促進させる作用
・便秘を解消する作用
・排尿を促進させる作用
・食欲増進ホルモン(グレリン)の分泌を抑制する作用

本来は基礎代謝力があるのに、それ以上に食べ過ぎ飲み過ぎで代謝が追いつかなくなり便が体内に滞留し、さらに便秘のために老廃物が溜まっている、というのが防風通聖散に合った体質です。
便通を良くし利尿効果を高めることで、老廃物や不要な水分を排出させるのです。

漢方薬によって老廃物や脂肪がなくなってくると、便秘が解消され汗も出にくくなってきます。
内臓脂肪が減ってくると身体を動かしやすくなるため、基礎代謝が上がりさらに脂肪を燃焼しやすくなります。

このように少しずつ体質が変化し、段々食欲が落ち着いてきて、食べても必要以上のものは便や汗、尿となってすぐ排出されるようになっていくのです。

しかし、何度も書いているように、漢方薬は体質に合ったものでなければ効果はありません。
防風通聖散の場合、似たような作用をする生薬の中でも、割と強めなものが配合されています。

寫下作用として配合されている大黄や芒硝は作用が強く、身体を冷やす作用があります。
身体を温めながら便通を良くする生薬である杏仁(あんにん)や桃仁(とうにん)を配合していないことからも、その作用の強さがわかります。

そのため、体質に合っていない漢方薬を自己判断で摂取すると、ダイエットが成功するどころか体質がさらに悪くなり、体調を崩してしまうのです。

使用に関して不安がある人は薬剤師に相談を

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漢方薬の選び方で一番問題となるのが、説明が抽象的で自分に合うかよくわからないということでしょう。

例えば、前項で書いた防風通聖散の生薬の作用だけを読むと、体質にかかわらず自分に合うような気がしてしまいませんか?
「その症状が出ている原因は何か」「なぜこの生薬が配合されているのか」まで理解できないと、間違った漢方薬を選んでしまい、ダイエットに成功できなくなってしまうのです。

そのため、使用に関して不安がある人は、薬剤師に相談しましょう。
できれば一人ではなくいくつかの薬局やドラッグストアを廻り、漢方に詳しそうな薬剤師を見つけましょう。

漢方は非常に古い歴史がある医学ながら、西洋医学中心の日本の医学大学や薬科大学では東洋医学の講義がほとんど行なわれないといいます。
そのため、漢方の知識が少ない医師や薬剤師も多いのです。

漢方薬でダイエットを成功させるには、体質に合った薬を飲むことです。
飲む前はもちろん飲んでからも、何か不安や疑問を感じた時は使用を中止し、専門家に相談しましょう。

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